2018年6月15日金曜日

ノルウェー


ノルウェーは日本とほぼ同じ大きさの国土(38万平方キロ)を持ち国土は南北に3000kmと非常に長い.その国土に人口は500万人である.農地面積は国土の3%と非常に小さい.一方で森林資源に恵まれている.ノルウェーは1970年代に北海油田の採掘が始まるまで,欧州でも最貧国の1つであった.木材,海産物(たら)などが主な輸出品だった.20世紀に入りダム建設による水力発電量を増やすことで,北欧はパルプ,非鉄金属など,電力消費量の多いセクターにおいて輸出国として台頭する. 以下外務省のページから(https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/norway/data.html) ノルウェーは,石油・天然ガスを生産(合計:年産約14億4,500万バレル),欧州諸国を中心に輸出しており,GDPの約15%,輸出(サービスを除く)の約50%を占めている。豊富な水資源を利用して(国内電力の95%は水力発電),電力を多消費する加工産業(アルミニウム,シリコン,化学肥料)が盛ん。また,水産業がGDPに占める割合は2%程度と小さいが,水産物輸出は(商品輸出の11.9%),石油・ガスに次ぐ輸出品目となっている。ノルウェー大陸棚の未発見の石油・ガス資源は推定埋蔵量の43%とされており,長期的には,石油・天然ガス輸出に依存する経済構造からの脱却が課題。比較優位のある分野における研究開発や技術革新に,限られた資源を投入して国際競争力を強めていく方針(データは全て2016年)。