2010年1月14日木曜日

成果とは何か

成果とは何か,能力とは何か,こんなことを(怒りながら)学生に説明することが多い.だが定義を忘れることも多い.そんなことでは恰好悪いので備忘録

「効率が10倍アップする新・知的生産術,p.272」で勝間和代氏は成果を以下のように定義している.これは他人から見た自分の成果ではなく,自分にとっての自分の成果である.

 成果=知識(たくさんの情報を得て新しいことを学んだ事柄)×実行割合(その中から行動に着手した割合)×定着率(着手したもののうち,習慣として残った割合)

「生き方,p.95」で稲盛和夫氏は成果について以下のように定義している.稲盛氏は考え方を特に大事にする人である.そして熱意に関しては,愚直であることを推奨している.

  人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

よりよく生きていくためには「他人に重宝される便利な人間」(門司和彦氏)になることも大事.便利な人間とは自分にはない何かを与えてくれる人である.便利な人間になるためには,調査能力が特に大事だが,これにも二種類ある.自分で調べる力と人に聞く力である.実はこれは両輪で,人に聞くだけでは煙たがられる.いい質問は相手も育てる.というわけで人に聞く力を向上させるためには自分で調べる力も向上させる必要があるのである.
 
では能力とはなんだろう.自分なりに分解すると,経験+着想力だろうか.経験x熱意とも思えるが,これだと上の定義と重複が起きる.追々考えていこう.





 

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