2010年2月26日金曜日

フィギィアに想う

フィギィア女子が終わった.キムヨナの演技は完成型だった.だがそれにも増して心を揺さぶられたのは浅田真央の演技だった.高橋の演技にも共通したのだが,彼らはオリンピック時点での自分にできることを綺麗に見せるのではなく,何かその先にあるべきものに向かって,目の前の敵に勝つのでもなく,金メダルをゴールとせず,もっとそれより先を走る自分の魂を追っていた.上村愛子もそうだったが,95%を否定する姿勢というのだろうか,泣けてくるほど不器用で健気である.
いろんなものが重なって見えてくる.職人魂,求道,グローバルな「演出」への無頓着,Pioneer精神.それでいいのだと思う.本当に恰好良い.人間の価値はやっぱり魂の大きさだから.

それに比べると情けなくなるのが政治家の魂の小ささだ.あとはマスコミの魂の小ささ.高校無償化だったら朝鮮学校も無償化せよ.彼らの両親は日本に納税しているのだから.4位に入った長洲未来は生粋の日本人だ.素晴らしい演技をしたのに,どこのマスコミも全く取り上げなかった.アメリカ代表だからだろうか.政治家はバラ色マニフェストではなく,長期ビジョンを示せ!大事なのは魂の限りない成長なのだから.

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