2011年12月20日火曜日

原発反対の論理

私は原発に反対である.3.11が起きてその立場をより強くした.だがそれには誰にもわかり易い論理が必要だと同時に思う.感情論では説得力がないことは中西準子さんが書かれていた通り.常に不完全だが少しずつ書き進めていこう.

日本に原発を作ることの危険性
・日本は地震多発国である.想像を絶する地震や津波が再び原発の立地で起こりうる.
・日本には使用済燃料の最終処分場がない.原発の格納容器の外に使用済燃料が保管されていることは極めて高リスクである.


ガバナンスの問題
・日本には原発の安全性をを監視する中立的機関が存在しない.
・経済産業省の官僚は電力会社に天下りしている. 
・現在まで100年程度の過去の津波の教訓も世代を超えて継承できていない.これからそれを継承できる保障はあるのだろうか.
・同様に数万年の間放射線廃棄物安全に保管できるような知識の継承の経験を人類は持たない.
・原発事故に対する政府や電力会社の保障が十分になりえないことは今回の対応で明らかになった.

エネルギー効率の問題
・原発はそのエネルギーの三分の二を排熱として無駄に環境に放出している.


立地の問題
・原発は電力の供給地と消費地が一致しない.その原因は突き詰めると危険性に尽きる.供給地と消費地が一致しない限り,差別の構造は回避できない.


政府の問題
・原発事故が起きた時,適正なリーダーシップをとることのできる政治家が日本にはいない.

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