2011年12月26日月曜日

持続可能な社会を担う人の育成

環境教育の基本的概念は1975年のベオグラード宣言,1997年のトリビシ宣言で示されている.

(1)関心:社会集団と個々人が,環境全体及び環境問題に対する感受性や関心を獲得することを助ける.
(2)知識:社会集団と個々人が,環境およびそれに伴う問題の中でさまざまな経験を得ること,そして環境及びそれにともなう問題について基礎的な知識を獲得することを助ける.
(3)態度:社会集団と個々人が,環境の改善や保護に積極的に参加する動機,環境への感性,価値観を獲得することを助ける.
(4)技能:社会集団と個々人が,環境問題を認識したり,解決する技能を獲得することを助ける.
(5)参加:環境問題の解決に向けたあらゆる活動に積極的に関与できる機会を,社会集団と個々人に提供する.

なお,ベオグラード宣言では,上の(1)~(5)に「評価能力」を加えた6項目を環境教育,環境学習の目標としているが,トリビシ宣言では,「評価能力」は(4)の「技能」に含まれている.

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