2020年2月3日月曜日

楢崎達也さん:日本の森林管理とそれを担う林業事業体の組織マネジメント 2020年1月24日

第5回バイオエコノミー研究会議事録
楢崎達也氏 FOREST MEDIA WORKS 代表
2020
124日(金)18時より 神戸大学農学部B101教室にて



 日本で伐られる木の8割は住宅用である。国内で使われる木材(丸太換算)は年間8000万立方メートルで安定している。製材工場が毎年500社ずつ減少している一方で巨大木材工場が稼働開始している。住宅用材は製材された後プレカット工場で細工される。木材のマーケットは、市場は飽和気味でコスト競争をするために、ここでも大型化が進んでいる。木材加工は産業として厳しい競争に晒され、合理化が進んでいる。
 製材される木の6割は外材で、4割が国産材(2900万立方メートル)である。そのため木材価格は外材に左右される。海外からの輸入が減少すれば国内材の値段が上がり、輸入が増加すれば価格が下落する。木材を原木市場に出すまでの仕事は1次産業であり、森林組合と民間素材林業者がこの役を担う。これらを林業事業体という。個人山主で伐り出しをしている「林業家」の例は今日ごく僅かで、林業事業体が山主と契約して管理・伐採を行う形態が一般的である。
 日本の林業は補助金なしでは成り立たない。間伐には行政から、計算すると約68%の補助金が支給される。つまり業界の主導権は補助金の出し手である行政が握っている状況になっている。補助金なしでも採算が取れている地域は九州南部の宮崎、鹿児島、熊本である。これらの地域は木の生長が早い、立木蓄積が高い(本州の木材密度450m3/haに対し、九州は600-1000m3/ha)、所有者の「伐る」ことに対するニーズが高いことと、森林法では伐採後植林することが定められているのに植林をしないことで経費を削っているなどの理由もある(ただし、植林をしないという判断をしているのは、森林所有者である)。
 実際に現在木の伐り出しを行う林業労働者は林業事業体と雇用契約を結んでいる。いわばサラリーマンである。しかし給料は出来高制である場合も多く安定した仕事とは言えない。林業事業体は常に人手不足である。一方で離職率も高い。平均給与が200-250万円/年と低いこと、そして重大事故率が鉱業に次いで高い。事業体は前近代的な組織運営であることが多く、そのため、組織内での人間関係が悪く、コミュニケーションが不足しているところが多いことも事故率の高さの理由として考えられる。一方で木を伐る仕事は個人裁量に任される部分も多く、他産業の企業に所属して仕事をすることを比較するとやりがいが大きいとコメントする人が多く、山仕事が純粋に好きな人が多い。そのため、ある事業体を離職しても別の事業体に転職するケースが多い。
 林業事業体の中でも森林組合が組織として経営合理化、淘汰されないのには理由がある。森林組合の組合員、正規職員は昔から地域に住む人々で、地域的繋がりという既得権益があることと、森林組合の管理監督は都道府県が負っているからである。行政と一連托生の構造があり、森林組合が仮に赤字体質でも、地域のために潰すに潰せないという状況が多い。国民は森林を守ることに総意として賛成で森林環境譲与税が今導入されつつあるが、明確な使い道の方向性が示されておらず、今後、補助金が国民の思いに応えるように使われることを期待したい。
 道府県立の森林大学校・アカデミーが全国で増加しており、一定の流入人材があるものの、事業体に入社した後で、せっかくのやる気が失われていく例も少なくない。そこで事業体のコンサルティングを行って労働環境を改善することに現在尽力している。今までの調査の結果、問題事業体では 良い事業体に比べ、 コミュニケーション、人材育成、人事評価、職場への愛着心が低いことが分かった。そこでまず組織内の問題についてアンケートで忌憚なく語ってもらい、これを組織内で共有しながら、課題解決手法を用いて職員一丸となって自ら改善にコミットしてもらう手法をとっている。日本の林業の発展には、林業事業体で働く人が幸せになってもらうことが根底として必要である。そのために必要なのは、林業の知識ではなく、事業体経営の知識であると考えている。


2019年11月13日水曜日

The Bioeconomy Approach: Constraints and Opportunities for Sustainable Development

第4回研究会:2019年10月31日
講演:Professor Udaya Sekhar Nagothu
Research Professor and Director (Centre for International Development)
Norwegian Institute of Bioeconomy Research

現在著書The Bioeconomy Approach: Constraints and Opportunities for Sustainable Developmentの出版準備中.最近の動きのレビューから要点を紹介していただきました.


  • 1850年以降産業革命が波及して拡大した化石燃料経済は今までにない人口増加と都市化をもたらした.貧困が世界人口の40%から10%に削減された一方,気候変動,生物多様性の喪失,砂漠化その他の環境問題が頻出することなった.
  • 2030年までの10年で世界的に中流層は20億人増加すると見込まれている.持続可能な開発目標(SDGs)が2030年に向けて設定されたが,バイオエコノミーなど新しい経済パラダイムを導入しないと達成は難しい.
  • バイオエコノミーの定義:EU(2012)によれば,再生可能な生物資源を製造すると同時に廃棄物を付加価値を持つ製品,例えば食品,資料,繊維などの生物的製品やエネルギーに転換することを指す.
  • バイオエコノミーは増加する世界人口の食料,水,エネルギー,素材に対する需要に応えることができるのか:透明性を確保しつつ,生態系,社会的,経済的持続可能性を追求するなら積極的な方法論となるだろう.一方で企業や産業が自らの目的の達成のためにバイオマス資源の利用を増加させるだけという批判的な見方もある.
  • Circular Economy:近年EUで主流になりつつあり,Circular bioeconomyという言葉も見られるようになった.資源利用効率を高め,廃棄物を減じ,栄養の循環を促し,よりよい生活のための基礎サービスと適正な仕事へのアクセスを増やすもの. (Kalmykova et al., 2018; Su, et al., 2013).   一方で少々概念的であるという批判もある.
  • バイオエコノミーの主な駆動力:人口増加と需要増加,気候変動,食料安全保障である.途上国では食料需要と(産業の)経済的な需要が主要な一方,先進国では温暖化ガスの削減,負の環境影響の低減が課題である.
  • バイオエコノミーの成功要件:生物資源が十分にあること,適正な技術があること,投資が継続すること,熟練技術者が確保できること,利害関係者の協調があること,法規制が整備されること,貿易が容易なこと,政策的な下支えがあること.
  • バイオエコノミーのもたらす利益:環境負荷の削減,生態系サービスの維持,炭素排出の削減,雇用の創出,農村振興(女性,若者),新製品,新市場,生物資源の効率的使用.
  • 制限とリスク:バイオエコノミーは持続可能性が自明でない.EUにおいても環境の持続可能性は挑戦としてとらえられ,目標にはなりえない.EU外ではバイオエコノミーの経済的,商業的な成功が優先され,環境持続可能性が優先的ではない.経済,社会,環境のバランスのとれた追求の欠如.負の影響の越境問題,SDGs自体にも目標間に競合がある.
  • EUでのバイオエコノミーの進展:2009年にOECDがバイオエコノミー戦略を策定.2010年にドイツが初めて国家研究戦略を発表.2012年にEUとして戦略策定.H2020研究プログラムでバイオエコノミーが課題となる.2015年ECはCircular Bioeconomy計画を発表.
  • EUでの現状:バイオエコノミーの経済規模は年間2兆ユーロ規模.2千2百万人の雇用.EUの雇用全体の9%.今後も伸びが期待されるが,熟練技術者の養成が課題.Knowledge based bioeconomy (KBBE)により研究の優先課題が形成されている.オランダ,フィンランドなどの国が独自のバイオエコノミー戦略を策定した.
  • ノルウェーのバイオエコノミー戦略:環境,社会,経済の全てに配慮.廃棄物をゼロにすることが目標.成果は5つの軸で評価される.自然資源の持続可能な利用,技術的な革新,環境への貢献,社会への貢献,ビジネスモデルとしての革新性.
  • アジアでの展開:バイオエコノミーは新課題.マレーシアとタイが国家戦略を策定.技術・研究分野の省に管轄されていることが多く,産業間の連携がないのが課題.熟練技術者の不足が制限要因.
  • 日本:バイオマス利用促進基本法(2009),2012年バイオマス産業化戦略,2019バイオ戦略策定.
  • アフリカ:南アフリカは2013年にバイオエコノミーの開発計画を策定.ウガンダ,ケニア,タンザニア,モザンビーク,マリ,セネガル,ナイジェリアが関連戦略を策定.経済がバイオマス中心であるが,バイオエコノミーに関する率先があまりない.
  • バイオエコノミーの持続可能性指標:ローカル・エコロジカル・フットプリント,生態系サービス維持,SDGs,Rural Development Indicators,全体経済への貢献と雇用創出,HDI
  • 今後の発展の必要条件:技術革新と研究が重要.インフラ整備と投資,機能的な市場の創出.バイオエコノミーの目標を持続可能性とすること.健全な生態系サービスの維持こそがバイオエコノミーの基盤となる.


2019年5月21日火曜日

藤木庄五郎さん 生物多様性ビジネスの最前線 2019年5月16日





藤木庄五郎さん 
1988年生まれ.20123月京都大学農学部卒業.
20173月京都大学大学院博士号(農学)取得.
20175()バイオーム設立,代表取締役.
https://biome.co.jp/

藤木さんは京都大学農学研究科の博士課程において,衛星画像解析により生物多様性を定量評価する研究に取り組んでいた.そのため2年にわたりインドネシア・ボルネオ島の400カ所を超える地点で自ら植生調査を行った.調査中,パームヤシのプランテーションのために360度見渡す限り熱帯雨林が皆伐された風景に圧倒される.経済の力の恐ろしさと人類の生存の危機を直感した.研究成果は学会でも高い評価を受けたが,博士取得後研究者ではなく起業の道を進んだ.生物多様性を守るには経済を動かす仕組みが必要と考えたからだ.
人類の活動によって約100万種の動植物が絶滅危機にさらされていると警告する報告書を「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム」(IPBES)は先日発表した.生物多様性保全は国連の環境部会にもなっているが(UNCBD),排出権取引などの気候変動対策の進歩に対し,生物多様性保全には有効な制度が構築できていない.その一因として生物多様性が定量評価できていないこと,認証できていないことを藤木さんは問題視している.大規模開発の際には環境アセスメントが行われる.その際に希少な生物が見つかると調整がなされるが,そもそも計画が立ってから環境アセスメントが行われるという順序にも問題があると藤木さんは考える.日本,世界津々浦々の生物多様性があらかじめ定量的に把握できていたら開発行為そのものが変わる可能性を持つ.そのために生物多様性のビッグデータを構築することをバイオーム社は業務とする.
2019年にバイオーム社が公開したスマホアプリ,バイオームは生き物や植物を写真に撮り,その場所を登録することでポイントを獲得するリアルな生き物版のポケモンである.分からない生き物は写真を撮るとアプリが自動判別してくれる.一方でバイオーム社側のデータベースには各地の生物の情報が蓄積され,時間を経るとともにその情報は豊かになっていく.情報の収集元はアプリに限らず既存の生物調査結果やインターネット空間の全域に及ぶ.
バイオーム社は20175月に志を共にした京大農学部・農学研究科の仲間と起業した.技術開発はすべて自分たちで行ってきた.会社の理念に共鳴して社員が増えており,2018年には経済産業省よりJ-startup企業に認定された.
自動画像認識が写真だけでなく動画に進化すれば生物の調査の定量性が大きく変わっていく.定点カメラ,ドローン,水中ドローンを活用して生物を広域で調査できるようになる.ビッグデータだけでなく,生物調査のソリューションを提供していくことをバイオーム社は目標としている.

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長野の感想
とにかく藤木さんの目標の高さに驚愕し,感銘を受けました.近未来の生物資源管理の姿を垣間見させてもらいました.バイオーム社の活動を通じて生き物好きの人々が増えてくれればよいなと切に思います.

2019年1月16日水曜日

井筒耕平さん:木質バイオマスをこの社会でどう生かしていくか


第2回バイオエコノミー研究会議事録
2018年11月6日

木質バイオマスをこの社会でどう生かしていくか
井筒耕平さん 株式会社Sonraku代表取締役
井筒さんは1975年生まれ.株式会社sonraku代表取締役.名古屋大学で環境学博士号を取得後,再生可能エネルギー導入のコンサルタントとして働く.岡山県美作市での地域おこし協力隊を経て村楽エナジー株式会社を2012年に設立.樹木などの有機物を原料にしたバイオマスによるエネルギーの供給やコンサルティング,ゲストハウスの経営など多方面で活動されている.


お話の概要

起業の動機
コンサルタント業を辞めて地域おこし協力隊となったのは,現場のしんどさがわかる実践者となりたかったから.現在は国がエネルギー基本計画を作成しているが,もっと地域で考える必要があると思っている.現在農山村への主な資金流れは交付金や年金だが,これらがエネルギーが購入に費やされており,つまり農山村は消費者化している.逆にものやサービスを都市に供給するビジネスこそが必要で,エネルギーはその手段の1つと考えられる.

FITの問題点
バイオマスは主に発電と業務用熱利用がされている.近年大規模バイオマス発電が乱立したのは固定価格買取制度(FIT)が理由.沿岸に多く立地しているのは輸入バイオマスを利用するためである.発電規模5MWだと5万トンの木材が必要で輸入に頼らざるを得ない.FITは本来地域で未利用の木材の利用促進を趣旨としたはずなのに輸入バイオマスによる発電が進んでいるのは政策的な問題である.間伐材(未利用木材)による発電の買取は40円/kWh.これに対し一般木材による発電の買取価格は24円/kWhである.問題点は以下の通り.
1.製材端材が一般木材枠になので売電単価が安く利用が進まず.単価の高い未利用木材枠を狙って山から切り出した丸太がばかりを破砕してチップやペレットにされており、本来利用すべき製材端材の利用が進みづらい.
2.海外から輸入された木材がやはり一般木材として扱われること(パーム椰子がらなど高カロリーで使いやすい).
3.熱供給に対するインセンティブがない.木材は燃やしてもエネルギーへ転換できるのは2割.残り8割の熱を利用促進する制度的枠組みがない.ドイツでは2012年から熱電供給でないとFIT対象外である.

バイオマス利用の進むべき方向
住宅へのバイオマス熱供給を目指すべき.ヨーロッパでは住宅へ熱供給がバイオマス利用のの38%を占める.一方発電は6%を占めるだけ.個人的には農山村に集合住宅を増やしそこでのバイオマス熱供給を目指すべきだと思う(個人宅より高効率).再生可能エネルギーの中でも太陽光や風力とバイオマスには大きな差がある.太陽光パネルは大量生産が可能で限界費用がゼロに近い.一方バイオマスは大量生産できず,発電方法も地域毎に個別で前近代的.ヨーロッパでは燃料の大量生産まではできている(チップ化,乾燥).

西粟倉村
西粟倉村は面積が57km2,林野率95%,人工林率80%(スキ,ヒノキ)で人口1,500人の小さな自治体.自治体職員が30名程度.NPO,ベンチャー的なスピード感がある.自治体職員として地元住民と移住者を公平に扱ってくれる.2006年から2018年までの12年で33社が起業.社長のうち2割ぐらいが地元の人.起業者は事業として結果を出すことが最優先課題であり,地域への貢献(地域資源の有効活用,合意形成への参加,地域,定住)を求められわけではない.

株式会社sonraku
正社員7名,従業員21名.バイオマス事業と宿泊業(西粟倉と豊島)を営んでいる.どちらも地域のニーズに応じて始めた.

Sonrakuのバイオマス事業.
西粟倉村では村役場が委託方式により林業経営を行っている.施業でA,B,C材が出てくる中でC材の利用法としてバイオマス事業が始まった。4mのC材から1mの薪を年間1000トン作っている。熱供給が事業内容でボイラーなど施設への出資は自社では行っていない.現在はバイオマスの熱利用のみを業務としている.発熱量を計器で計り,課金している.材料の丸太は,そのまま1年乾燥させて含水率40%にする.薪にしてからラックで乾燥させ最終的に含水率が30%程度となる.温泉での熱供給は灯油と薪を併用しているが,薪代替率は80%を達成している.冬積雪により薪の乾燥が十分でないことで出力が落ちる.西粟倉では地域熱供給システムの熱供給も始めた.

バイオマス事業の課題
バイオマス発電プラントが大量のC材を買いつけるので,仕入れ値が高くなってしまう.一方熱供給は灯油と競合するので売価は発電の1/4にしかならない.Sonrakuの経営においてバイオマス事業が中心にもかかわらず収益への寄与が小さい.積雪と低温で乾燥が進まない冬季の運用が厳しい.

これからやりたいこと
西粟倉における住宅の断熱高気密化と再エネ化,集合住宅におけるバイオマス熱利用,木質バイオマスガス化発電,新電力,ローカルベンチャー育成に取り組んでいきたい.


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長野の感想
Sonrakuの事業の多様さは井筒さんの実践者としての姿勢を体現している.熱供給と利用者双方の観点を持つ会社だからこその独自の視点を持っておられた.お話からバイオマスの利用は地域によって個別のデザインが必要であり,人手を要することがよく分かった.地域の雇用創出とういう観点では,非常に効果が高いともいえる.エネルギーセクターは安定供給が求められる上に化石燃料との価格競争が激しいため日々のご苦労は大変なことと思った.地産地消が我々が素直に思うような合理性を持つためには,化石燃料の価格が現在まだ安すぎるともいえる.一方FITによる大型バイオマス発電はバイオマスの潜在力を十分生かしているとはいえず,かつ補助金により低級間伐材の市場を歪めている点は問題である.

2018年6月15日金曜日

ノルウェー


ノルウェーは日本とほぼ同じ大きさの国土(38万平方キロ)を持ち国土は南北に3000kmと非常に長い.その国土に人口は500万人である.農地面積は国土の3%と非常に小さい.一方で森林資源に恵まれている.ノルウェーは1970年代に北海油田の採掘が始まるまで,欧州でも最貧国の1つであった.木材,海産物(たら)などが主な輸出品だった.20世紀に入りダム建設による水力発電量を増やすことで,北欧はパルプ,非鉄金属など,電力消費量の多いセクターにおいて輸出国として台頭する. 以下外務省のページから(https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/norway/data.html) ノルウェーは,石油・天然ガスを生産(合計:年産約14億4,500万バレル),欧州諸国を中心に輸出しており,GDPの約15%,輸出(サービスを除く)の約50%を占めている。豊富な水資源を利用して(国内電力の95%は水力発電),電力を多消費する加工産業(アルミニウム,シリコン,化学肥料)が盛ん。また,水産業がGDPに占める割合は2%程度と小さいが,水産物輸出は(商品輸出の11.9%),石油・ガスに次ぐ輸出品目となっている。ノルウェー大陸棚の未発見の石油・ガス資源は推定埋蔵量の43%とされており,長期的には,石油・天然ガス輸出に依存する経済構造からの脱却が課題。比較優位のある分野における研究開発や技術革新に,限られた資源を投入して国際競争力を強めていく方針(データは全て2016年)。

2017年4月25日火曜日

Bioeconomy


Global bioecomoy summit (25-26 Nov 2015, Berlin)の報告より http://www.jba.or.jp/jabex/pdf/2016/Global_Bioeconomy_Summit_2015.pdf 共通項としては地球環境へ配慮しつつ世界の食糧問題を解決し、自国の産業を活性化し経済を潤すためにバイオ資源とバイオテクノロジーをどのように活用していくか、という観点が盛り込まれている。 バイオエコノミーという言葉は1997年にアメリカ科学振興協会が定義したことに始まるものと言われている. 基本的には脱化石資源で既存の経済活動を置き換えて地球の持続性を保つための活動である 主な書籍 The Bioeconomy to 2030: designing a policy agenda(2009)OECD National Bioeconomy Blueprint(2012)US 日本の施策として農林水産省が進めているバイオマス戦略が合致する German Bioecomoy Council 先進国としてはカナダBioindustrial Innovation、Sustainable Chemistry AllianceのMurray McLaughlin氏よりカナダのバイオ エコノミーのクラスターとしてSarnia、Thunder Bay、Drayton Valley、Winnipeg、Saskatoon、Victoriacilleの紹介があっ た。それぞれのクラスターに教育、バイオマス、二次産業が備わっているが、解決すべき課題として、税金、研究、投資、気候、 健康の分野が設定されている。 EU European Forestry InstituteのMarc Palahi氏からは木材の利用において現在では14階建ての建物を作ることもで き、仮にコンクリートから木材に代替した場合、28%のプライマリーエネルギー抑制、45%のCO2発生抑制に貢献すると述 べた。 米国コロンビア大学Earth InstituteのJeffery Sachs氏からは世界の持続性実現に向け、以下7つの課題解決のための施 策を推進すべきであると提案された。 ①世界人口の1/7(10億人)は飢餓にさらされている。特にタンパク質の供給が必須である。②世界で20億人が飢餓以 外の栄養失調にさらされている。10億人のビタミン・ミネラルが欠如しているが、その一方では10億人が肥満である。肥満 は糖尿病などの代謝異常をもたらす。③貧困について対策が必要である。貧しいと尊厳までが損なわれる。④農業が引 き起こす環境問題。持続性のない農業では、窒素肥料、メタン発生、森林の伐採、水資源の枯渇、防虫剤の利用など、環 境に悪影響を及ぼすことがある。⑤気温の上昇による水害、海面の上昇。⑥バイオ燃料生産による食糧の減少。⑦ヒトの 健康、マラリアなどの病気。 ドイツFederal Ministry of Food and Agriculture のRobert Kloos氏からはバイオエコノミーはドイツにとってはエネルギーと工業原料の代替方法の開発が主目的であるが、世界においては健康と食の充足も含めるべきであるとされていること、例えば、Global Forum for Food and Agriculture 2015においては、バイオエコノミーの重要な役割について国際連合食糧農業機関(FAO)と世界銀行が言 及し、途上国の援助としてはエネルギーやバイオ原料よりも食糧にプライオリティーがあるべきとの内容が確認される

2014年1月8日水曜日

1月7日日経のちょっと気になる話

Kahn Academy
縦軸に1人の女性が生涯で生む子供の数,横軸に国民の年齢の中央値をとると,国の台頭,成長,成熟が一目でわかる.
高温ガス炉は冷却材に水にではなく,ヘリウムガスを用いる.電気とともに高温の熱も作れる.水素の製造などに 活用が可能.非常時の緊急停止が安全.5万キロワット級.
熱電発電.従来のゼーベック効果にかわり,スピンゼーベック効果を利用したもの.電子が移動するかわりに電子の磁石の性質(スピン)が変わって電気が生じる.太陽光発電の2倍の効率.

2012年9月13日木曜日

9月10日の棚田調査

稲刈りが済んで秋の気配も漂う田んぼに10時前に到着した.

今回に気になったのは3つのため池の違い.生態系が全く異なる.

まず上の池は林の中に存在し,ミズニラ?など複数の植物が繁茂している.ここでは7月の調査でもイトトンボの羽化が確認されている.

真ん中の池はこれに比べると砂漠のようで,水の中を見ても何も生えていない.林から出たところに池がある.ただしこのような池は周囲の圃場整備をしたところでは多くみられる.降雨時に激しく水が撹拌されるため植物が繁茂しにくいのだろうか.水は土色に薄く濁っている.

下の池はジュンサイ,ヒルムシロなどが繁茂する.うちの水田にある小さな藻もいた.水の中は浮草の茎や根がジャングルとなっており,小さな生き物も捕食者から身を隠しやすそうである.ジュンサイ,ヒルムシロは貧栄養の環境に適応している.ヒルムシロは7月に可憐な花が咲いていた.そして今日もまだ咲いていた.なんと花期の長いこと.この池は水が流れ込むのではなく,湧いてくるのかもしれない.

畔刈りは7月はじめと9月上旬の稲刈り前のみの2回のようである.刈った草を片付けるわけでもない.水路のまわりは希少植物に配慮して草が残されている.

本日見かけたトンボはギンヤンマ.下の池では交尾したものが産卵していた.ギンヤンマというが羽元が鮮やかな緑色で尻尾にかけて褐色になる.メスは青っぽい.ホバリングが上手で角がとれた飛び方をする.ハグロトンボとおぼしきものが刈り跡の上を飛び回っていた.その他アキアカネ,シオカラトンボなど.天気が曇っていたせいか,あまり数は多くなかった.

池の違いがとても気になる.下の池のような環境は人工的に造れるのだろうか

2012年9月3日月曜日

地球生命圏-Jim E. Lovelock


ガイアの科学地球生命圏:Jim E. Lovelock 著者のLovelockは地球化学者であり,NASAの火星生命探査ミッションに参加することで,生命が存在する根拠を深く突き詰めることとなる.そこで得た仮説がガイア説となっている.化学的平衡から考えた場合に説明のつかない地球の大気の組成,海洋の塩分濃度,様々な生命起源の化合物や揮発ガスに思いを巡らせることで,そこに介在してる生命システムに何らかの恒常性を保つシステム,その集合体としてのガイアを発送している.科学的知見がまだ限られる時代に,ダイアログと探究心から生命を大胆にとらえようとしたその姿勢は今の科学者が失いつつあるものである.彼の仮説の多くはその後の研究により正しいと証明されている.30年後の地球科学の現状についても学びたいと思わせた. 以下備忘録.
バナール,シュレデインガー,ウィグナー
生命とは周囲の環境から物質あるいは自由エネルギーを取り入れることによって内的エントロピーを減少させ,その結果変衰した形の物質やエネルギーを排出する開放または持続システムの現象部類に属する.

現在の大気組成が安定状態の科学平衡から想像がつかないものである現実.メタン,酸化窒素,そして酸化大気中の窒素の存在さえも化学平衡から考えると極めて確率の低い事象.この大幅な非平衡が生物の活動によるものという仮説.

ガイア:地球の生物圏,大気圏,海洋そして土壌を含んだ1つの複合体.この惑星上において生命に最適な物理化学環境を追及するひとつのフィードバックシステム.

現在の地球のウラニウムは危険な放射性同位体元素U235を0.72%含む.このことから試算すると40億年前の地殻中のウラニウムは15%近いU235を含んでいたと考えられる.当時は酸素もオゾンも存在しなかったので,強烈な放射線と紫外線に地球はさらされていた.
惑星上の自由水素の存在量が酸化還元程度を決定する.酸化還元力とpHこそがひとつの惑星が生命にふさわしいかの二大環境要因である.火星も金星も自由水素をほとんど失っている.惑星の地表面上が極度に酸化しているため,決して生命を生み出すことができない.生命に必須の元素である水素が宇宙空間に逃げていくと,惑星は不毛になっていく.
過去35億年の間,地球の気候は安定していた.摂氏10度と20度の間であった.その間太陽のエネルギーは少なくとも30パーセント減少している.
初期の生命ロセスにはアンモニア,二酸化炭素,メタンが深く関与.アンモニアの温暖化効果によるコントロール.
生命の酵素活動に必要な微量元素類.これらが循環するシステム.
25億年前までに大気中の酸素が増加.地殻に含まれるすべての還元性物質は酸化されつくした.酸素の増加により大気中のアンモニア濃度が減少.
化学的平衡世界では大気の99パーセントを二酸化炭素が占め,アルゴンが1%となる.海洋の6#%を水が占め,残り35%を塩が占める.残り1.7%は硝酸ナトリウムである.
大気中の二酸化炭素濃度が1%を超えると地表の気温は沸点を超える.二酸化炭素濃度が下がれば加速度的冷凍化が生じる.
酸素レベルが25%を超えると濡れた草木も燃焼し始めたら止まらない.酸素濃度が12%に満たなかったら火が使えない.
対流圏は7マイル上空まで.大気の重さの1/3を占める.成層圏は高速で風が吹きながら成層化していて上下で交わることはない.成層圏では上にいくほど温度が高くなるので対流が起きない.紫外線は酸素を原子に分解し,酸素の再結合過程でオゾンが生成する.
メタンと酸素の関係.大気中に出たメタンの酸化に大量の酸素が消費される.メタン生産がないと,大気の酸素濃度は1万2千年で1パーセント上昇してしまう.
亜酸化窒素の二つの役目.酸素量調節と成層圏でのオゾンの調節.
アンモニア.降雨のpHを8に保つ働き.
海は重量で3.4%の無機塩類を含み,その90パーセントがNaclである.塩分が6%を超えると,生命活動は停止する.雨や河川によって海に流れ込む塩の量は8千万年ごとに現在の海洋塩分総量と等しくなる.
プランクトンの活動は日光のあたる海洋表層数百メートルに限られる.
珪藻類はオパールを骨格としている.オパールは二酸化ケイ素(シリカ)が宝石状になったもの.死んだ珪藻類の死骸は海底に堆積して堆積岩となる.海洋に流入するケイ素が増加すれば,珪藻は増加.減少すれば珪藻も減少.海中のケイ素は常に欠乏状態.珪藻が死ぬときに塩分も取り込んで沈殿するとすると,塩分コントロールの可能性.干潟がそうして形成されたシステムのとの仮説.
硫化ジメチル.硫黄サイクルを辿ると,陸上で分かっている全ての硫黄源からの流入よりも多い量の硫黄が河川を通じて海に供給されている.海水中の硫酸イオンから硫黄を抽出して硫化ジメチルに変える海藻,Polysiphonia fastigiata.硫化ジメチルは揮発性で芳香がある.
いわゆる汚染物質の多くは自然界に存在している(生物起源である).一酸化炭素はメタンの酸化により毎年10億トン発生している.二酸化硫黄,ジメチル水銀,ハロカーボンのいずれもが自然の出所をもっている.
地球における生態学的混乱が北半球の都市部で起きているという誤解.炭素サイクルが20パーセント,窒素サイクルが50%,硫黄サイクルは100パーセント以上も増加.最も大きな汚染源が人口密集地域であるという考えは,想像がしやすいが,農業地域こそがそこに当てはまる可能性.
ヨウ化メチルは海藻により海から陸へヨウ素が還元される媒体となる.
海洋農業により,海藻の生態系が単一化することの危険.
「死はアイデンティティの代償である」生物を見れば個体が死んでも種は継続していく.
ガイアの特質 1.すべての地球上生命にとって諸条件を最適にしようとする傾向.  それぞれの生物種は程度の差こそあれ,環境を修復して自らの繁殖率を最大にしようとするとする.ガイアはこれら個々の生物種の行動の集大成.
2.ガイアはその中核に重要器官をおさめ,消耗性および余分な器官は外周にある.人間の惑星へのインパクトはそれをどこで発生させるかに深く関係している.  北緯,南緯45度を超える地域は氷河期に現在の地球環境問題を遥かに上回る環境インパクトを受けながら地球の恒常性は失われなかった. ガイアの体内器官は地表ではなく,沼や湿地,大陸棚の泥の中に隠されている可能性.
3.ガイアの反応は,サイバネティックスの諸規則にのっとるが,中でも時間定数とループ・ゲインが重要.バランスが崩れてから改善されるまでに時間がかかり,その間慣性で状況がさらに悪化することがありうる.ホメオスタシスを超える破壊がなされた場合,バランスを取るのは人間の役割となる.
社会が都市化していくにつれ,生物圏から都市の知恵袋に流れ込む情報は,地方の地域共同体,あるいは狩猟集落に流れ込む量に比べて減少した.
都会の科学者によるモデル操作の限界.現実の世界でじかに集められたという重要要素に欠けるきらい.
情報は力なり.
我々が生物学的な役割をはたして,家をかまえ,家族を養うことの報酬の一部には,根本的な満足感が含まれる.我々の本能の中にはまた,周囲の他の生命形態との関係において,最善の役割を認知するというプログラムも組み込まれているのかも知れない.この本能に従って行動すれば,正当と思われるものは同時に見た目もよく,われわれの美的感覚のもととなるさまざまな快感をひきおこすのかも知れない.人間の本能のうち,生存を促すもうひとつの可能性として考えられるのは,個人個人の美しさにおける適合性と均整にともなうものである.われわれの肉体は細胞の共同体として成り立っている.美もまたエントロピーの低下,不確実性の減少,そしてあいまいさの度合いの低減に結びついていることがわかる可能性.
地球の占有者としてではなく,世話役としての人間の位置づけ.

2012年8月6日月曜日

禅が教えてくれる美しい人をつくる「所作」の基本_枡野俊明


禅が教えてくれる美しい人をつくる「所作」の基本.禅僧である枡野俊明の著書.分かりやすく書いてあるので学生などに参考になると思います.以下備忘録

三業を整える.三業とは身業(所作を正しくする),口業(愛情のある親切な言葉を使う),意業のこと(偏見や先入観を排し,ひとつのことに囚われることなく,どんなときも柔軟な心を保つこと.

美しい「所作」は簡素の中にある.作為から離れ,動きの無駄を省いていくと,ひとつひとつの動きが丁寧になっていく.

「姿勢」と「呼吸」と「心」は密接に関係.坐禅は調身,調息,調心で完成.

美しさの真髄に触れなければ,それを自分のものにすることはできない.

丹田はへその下二寸五分にある.そこに意識を集中し,まず良い呼吸は「吐ききる」こと.

「脚下照顧」:自分の足元をしっかり見ること.

「叉手」:親指を中に入れて左手を握り,右手でそれを包むようにする.手は心のありようを示すので,一定の場所において動かさないこと.

「喫茶喫飯」:茶を飲むときは,そのことになりきり,食事のときは,そのことになりきること.見栄や綺麗さにこだわるのではなく,ひたすら今自分がしていることに打ち込む.

他人を見て「いいな」「素敵だな」と思ったことは10日続ける.

「愛語は愛心よりおこる,愛心は慈心を種とせり.愛語よく廻天の力あることを学すべしなり」(正法眼蔵)一度口に出した言葉は決して元に戻らない.

手を合わせる:右手は相手の心,左手は自分の心.相手と心を一つとすること.毎朝自分がここにいることの幸せを先祖様と心を一つにして感謝する.

畳のへりを踏まない

ゴミは正しく捨てる

「汚れたものはその日のうちに」:「片付け」は次の行動のための準備である.

美しい食べ方:箸や器を大切にする.

朝5分でいいので掃除をする:掃除をしている間は拭くこと,磨くこと,掃き清めることに専念して何も考えない.

今日のことは眠る3時間前までに済ます:どんなことに対しても必ず「けじめ」をつける.空間的な境界,時間的な境界.今日もいい一日だったと思い,一日を終える.

眠る前は必ずおだやかにすごす.

同じ時間に眠る.

身だしなみでは着るものと心が調和しているか.

身につけるものは長く着られるものを選ぶ.

身だしなみの基本は清潔感.

「放下着」(ほうげじゃく):なにもかも捨ててしまえ.過去のことを悔まず,将来を憂いない.

あいさつは相手の目を見て言葉をかけたあとに会釈.

「一切衆生,悉有仏性」:この世に存在するあらゆるものは,仏性という仏様の命が宿っている.どんな立場の人にも経緯をもって話す.

「衣食たりて礼節を知る」:生活にある程度の余裕ができて,はじめて礼儀や節度をわきまえることができる.
感謝は感じたときにすぐ伝える.気遣い無用と言われるのはタイミングが悪いから.

もてなし:あらゆる時間,空間のすべてに相手のための心を尽くす.以心伝心.

旬の料理:名残の素材を一割五分,旬の素材を七割,走りの素材を一割五分.「一期一会」の心遣い.

いつも綺麗に掃除が行き届いているところは不思議といつまでも汚れない(ゴミを捨てられない).

月を愛でる.月に合わせて生活する.ついたちは「月立ち」「朔月」の意味.

少し高くても長く使えるものを選ぶ.

再利用とは「見立て」をし,別の命を吹き込むこと.「見立て」ということを意識すると,ものとの関わり方が変わる.

三年間一度も使っていないものは捨てる.

静けさを生み出しているのは余白.

2012年3月6日火曜日

貝のおいしい食べ方

今朝の朝イチで見た情報

1. アサリは死んだもので出汁をとると臭くなる。
2. 死んだものを見分けるには、アサリ同士をごりごりもみ洗い。貝が少し開くものが死んでいるもの。
3. アサリは食べる前に冷蔵庫で6時間ぐらい水なしで保存するとうまみが出る。
4. アサリ汁を作る時は最初の貝が開いたら火を止め、あとはふたをして余熱で他を開かせる。
5. シジミは冷凍してから調理すると旨みが沢山でる。

2012年1月11日水曜日

7つの習慣

勝間和代の本で勧められていた自己啓発本。2年ぐらい前に読んだのだが備忘録。

 自立する
 ミッションステートメント
 大事なことから始める
 私的成功は公的成功に先立つ

PerformanceとPerformance Capacity

自覚:自分の考えそのものについて考える能力.磨けば自らの経験だけではなく,他人の経験から学ぶことができる.

人間は刺激に対する反応を選ぶことが可能.Responce-Ability

主体性のモデル:
  自覚
  想像力
  良心
  自由意志

習慣:知識とやる気とスキルの集合
  
関心の輪と影響の輪:影響の輪を大きくする
 「持つ」ことと「なる」ことは違う
 行動の選択は自由だが,結果は選択できない
 直接コントロールできること:習慣を変える
 間接コントロールできること:影響の及ぼし方を変える
 コントロール不可:態度を変える

間違いに対してどう対応するか
  失敗は成功のもと
  Pの問題はPCの機会になる
  
生活の主導権を取り戻すには
  約束を守る
  目標を立て,達成のために働く

創造は二度行なわれる
 知的創造(Design)と物的創造(Creation)
 マネージメントは物事を正しく行なうこと,リーダーシップは正しいことをすること
 自覚の育成により,自分のなかの非効率的なシナリオに気づく.これが根強い習慣の根元になっている.
 記憶に基づいてではなく,想像に基づいて行動する
 
ミッション・ステートメント:個人の憲法
 人は変わらざる中心がなければ変化に耐えられない
 M.S.は影響の輪の中心から始める.中心があれば以下のすべてがうまく働く
  安定性:自己価値,アイデンティティ,自尊心,精神的基礎
  方向性:意思決定,判断,決断
  知恵:生活のバランス感覚,原則に対する理解の度合
  力:行動力,達成力
 
 主体性の発揮:自分がプログラマーである
 目的を持って始める:プログラムを書く
 
脳全体を活用する
 視野を広げる:想像力を働かせる
 イメージ化と自己宣言
 自己宣言は
   個人的,積極的,現在形,イメージ可,感情的に書くことで生活神経筋肉活動を鍛える
 
ミッション・ステートメント
  役割別に目標を設定する
  組織のミッションステートメントはみんなで作る


成功者:人の嫌がることを実行に移す強大な目的意識を持つ.
    Problemに集中するのではなく,Chanceに集中.
    
ノーといえるためには燃えるような強いイエスを持つこと

形は機能に従う,マネージメントはリーダーシップに従う.

第二領域の時間管理はPとPCのバランスを両立するためのプロセス.
P240
  良心に従って計画,週単位で柔軟に
  長期計画:M.S.>>役割>>目標
  週単位計画:役割>>計画>>自分で行なうorデレゲーション

デレゲーションのコツ
  1.望む結果を明確に
  2.ガイドライン
  3.使える資源
  4.責任に対する報告
  5.不履行の結果
  
信頼残高:人間関係に応急措置はない
  1.相手の理解
  2.小さなことを大切にする
  3.約束を守る
  4.期待を明確にする
  5.誠実さを持つ:その場にいない人への誠実さ,すべての人に平等に
  6.謝る

相互依存においてWin-win以外は低次元の選択.No-dealを選ぶ.
P319

 人格-関係-合意-システム-プロセス

 人格こそがwin-winの基礎
 誠実さ:自分自身におく価値
 成熟:勇気と思いやりのバランス

リーダーシップの仕事:すべての利害関係者の生活水準と質の向上を考えること

Win-winはWin-loseよりも要求が厳しい

欠乏マインドではなく,豊かさマインドで取り組む

プロセス
  1.問題を相手の立場から見る
  2.課題と関心事を明確にする.
  3.完全な解決のために確保しなければならない結果を明確にする
  4.結果を達成するための新しい案や選択肢を示す
  
感情移入のコミュニケーションの原則
  人は診断せずに処方箋を示すことが多い.
  人に影響を与える鍵は人に影響を与えられること
  コミュニケーションは人生で最も大切なスキル
  あなたが私の本質を理解し,それに影響されないかぎり,私はあなたの助言に聞き従い,影響されることはない.
  信頼を築き,相手が本音で話せるような人格の土台の上に,感情移入の傾聴のスタイルを積み上げる.
  話をしているとき,ほとんどの人は理解しようとしてきているのではなく,答えようとしてきいている.
  自分のパラダイムというフィルターを通して自分の自叙伝を相手の生活に映し出しているだけ
  コミュニケーションにおける言葉の割合は1割.音や声のトーンが3割.ボディランゲージが6割.
  相手が預け入れを認識しないかぎり,預け入れはできない

2012年1月9日月曜日

Murray Darling Basinの水管理

Murray Darling Basin (Australia)の水資源開発の歴史

3つの段階

・開発期:1880-1970年代。1914年River Murray Waters Agreement。第二次大戦後、帰還兵の定住策として集落開発がおこなわれる。1950年代から1980年代まではダム開発。

・水管理期:1980年以降。干ばつ、塩害、水質汚染(藻)、過剰開発への対応のため、1985年にMurray-Darling Basin Ministral Councilの設立。1987年にMurray-Darling Basin Agreementに更新。1988年にMurray-Darling Basin Commissionが設立。

1995: MDB Cap on diversions


・調整期:2000年以来。水資源の持続可能性と環境配慮が課題。水市場、新たな取水源の模索、政府による水利権(Entitlements)の買い戻し。

  2004:National water initiative
2007: National plan for water security water act


MDBの概要

 Murray River:2,530 km
Darling River: 2,740 km
Murrumbidgee River: 1,690 km
流域面積:110万平方キロ

2012年1月6日金曜日

風邪の見分け方

田舎に住んでいると子供の調子が悪い時に医者に連れていくか迷う。そんな時のための備忘録。

ポイント1:咳、鼻水、熱をともなうか?
 上記の3つが揃う場合は風邪の典型的症状である。逆に熱だけで咳や鼻水がないとすると、インフルエンザなど他の感染を疑ったほうがよい。

ポイント2:熱は39度を超えているか?ぐったりしていないか?
 38度程度でも子供に食欲があり、動き回っているようであれば、あまり心配ない。しかし通常の風邪では体温が39度を超えることはめったにない。熱が高く、ぐったりしているようであれば医者に連れていく。高温による脱水症状はきわめて危険である。

ポイント3:3日たって症状に改善がみられるか?
 風邪の治療は基本的に安静にして養生するだけである。薬の処方は上記の症状の緩和のためである。ひきはじめから3日安静にしていても症状が良くならないようであれば医者に連れて行ったほうがよい。

ポイント4:親の直観として「危ない」か
 人間は風邪や様々な病気を経験している。親として子供の症状が「危ない」と判断される場合は医者に連れて行ったほうがよい。


医者に行く時の注意事項

・子供の症状を時系列で書いておくこと。口頭で説明するより、医者は判断がしやすい。症状の履歴は触診と同じくらい重要な情報源である。
・田舎の開業医は自分の手に負えない症状の場合には総合病院を推薦するなどの判断が重要である。都会に比べ田舎の医者は判断の遅れが危険に直結する。その見極めに間違いがない医者は「良い」医者とも言える。
・風邪に抗生物質を処方するのは、風邪と診断したものが万一感染症だった場合の保険である。風邪はウィルスなので抗生物質は効かない。
・薬をたくさん処方する医者がいるが、近年の保険制度では薬を処方しても医者は儲からない。
・症状をしっかり聞いて適切なアドバイスをしてくれる医者はありがたいが、そうでない医者も一概に藪医者とは限らない。親として症状が心配でも医者からみると「大したことがない」と判断している場合もある。
・田舎では人の噂がものをいう。地域で長いこと開業医をしているところは、その意味で(大きな失敗をせずに)生き残っているわけで、判断の一つの目安になる。

2011年12月26日月曜日

持続可能な社会を担う人の育成

環境教育の基本的概念は1975年のベオグラード宣言,1997年のトリビシ宣言で示されている.

(1)関心:社会集団と個々人が,環境全体及び環境問題に対する感受性や関心を獲得することを助ける.
(2)知識:社会集団と個々人が,環境およびそれに伴う問題の中でさまざまな経験を得ること,そして環境及びそれにともなう問題について基礎的な知識を獲得することを助ける.
(3)態度:社会集団と個々人が,環境の改善や保護に積極的に参加する動機,環境への感性,価値観を獲得することを助ける.
(4)技能:社会集団と個々人が,環境問題を認識したり,解決する技能を獲得することを助ける.
(5)参加:環境問題の解決に向けたあらゆる活動に積極的に関与できる機会を,社会集団と個々人に提供する.

なお,ベオグラード宣言では,上の(1)~(5)に「評価能力」を加えた6項目を環境教育,環境学習の目標としているが,トリビシ宣言では,「評価能力」は(4)の「技能」に含まれている.

2011年12月20日火曜日

原発反対の論理

私は原発に反対である.3.11が起きてその立場をより強くした.だがそれには誰にもわかり易い論理が必要だと同時に思う.感情論では説得力がないことは中西準子さんが書かれていた通り.常に不完全だが少しずつ書き進めていこう.

日本に原発を作ることの危険性
・日本は地震多発国である.想像を絶する地震や津波が再び原発の立地で起こりうる.
・日本には使用済燃料の最終処分場がない.原発の格納容器の外に使用済燃料が保管されていることは極めて高リスクである.


ガバナンスの問題
・日本には原発の安全性をを監視する中立的機関が存在しない.
・経済産業省の官僚は電力会社に天下りしている. 
・現在まで100年程度の過去の津波の教訓も世代を超えて継承できていない.これからそれを継承できる保障はあるのだろうか.
・同様に数万年の間放射線廃棄物安全に保管できるような知識の継承の経験を人類は持たない.
・原発事故に対する政府や電力会社の保障が十分になりえないことは今回の対応で明らかになった.

エネルギー効率の問題
・原発はそのエネルギーの三分の二を排熱として無駄に環境に放出している.


立地の問題
・原発は電力の供給地と消費地が一致しない.その原因は突き詰めると危険性に尽きる.供給地と消費地が一致しない限り,差別の構造は回避できない.


政府の問題
・原発事故が起きた時,適正なリーダーシップをとることのできる政治家が日本にはいない.

有機農業の問題点

N先生に駅で出会ったので有機農業についての最近の状況を聞いてみた.答えはちょっとさびしいというか問題の多いもの.有機農業関係者は

 ・未だに運動主体.
 ・技術の確立(標準化)が全く進んでいない. 
 ・不勉強な人,無知な人が多くを占める.
 ・上記からまともな団体が育っておらず,公的支援をけん引できない.
 
自分の商売としてはそれでもいいかも知れないが,日本の農業の質を底上げするという意味において,有機農業のガイドラインや技術の標準化は極めて重要な課題だ.しかしそれに関わる人の中での合意形成は極めて困難でバベルの塔状態なのだろう.
N先生のさらに含蓄あるお話

 ・農業・農村の活性化を阻んでいるのは農業委員会である.

農業委員が既得権益化していて,農地の流動化を阻んでいる.なるほど.

 ・農地解放で耕地を得た小農民は第二種兼業化しているのに,メインの収入がそこそこあるので,農地を手放さない.都会に出た世代も資産価値増加の幻想から土地や家屋を飼い殺しにしている.

まったくその通りざんす.

 ・田舎に人がいないのは,入る場所ができないため.歳をとった人間が田舎に帰っても役に立たない.老人には都会の方が便利である.

こいつもなるほどです.N先生ありがとう.

2010年4月26日月曜日

ビジネス頭を創る7つのフレームワーク:勝間和代

勝間和代さんの本で最初に買った本.これも2年ほど昔になるだろうか.ゼミの学生に知的生産者になるにはどうしたらいいのかを伝えるために非常に参考になる本である.Hoisticに物事を考えているという意味において勝間さんには学ぶところが多い.7つのフレームワークにおいて知的体力と偶然力を挙げているところがHolisticであるゆえんである.40ぐらいになると「身に染みて」わかるのだが,果たして20代の若者にどれだけ伝わったのだろうか?



ビジネス思考の基本
 限定的な情報を効率よく集めて,うまく組み合わせ
  一定の時間までに次の行動ににつながる解を導いていく.

伸びる人の特徴
 意思決定の内容の精度はいまいちだが,とにかく行動,決断が早い.
 間違った仮説でも仮説がないよりまし.
 鮮度はいいけれども確度が多少悪い判断の方が,遅くて正確な判断よりよほ ど重要であるから,限られた情報の中でどんどん意思決定をする必要がある.
 ただしこれらは修正可能であることが前提条件である.

思考の6つの段階
 知識,理解,応用,分析,統合,評価

フレームワーク
 現実を観察する方法を構成する仮定,概念,価値,慣行の集まり

論理思考力
 一見ランダムに見えるような事象,関係性が明確でない事象であっても,その事象を支配する何らかの法則や関係性を導き,その関係性の中で,その場ではまだ明らかになっていない事象や将来の不確定事項について,高い確率で起こりうる事象を推察する方法.

 Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive
ピラミッドストラクチャで論理展開
 すべての思考を仮説からスタートさせる

水平思考力
 直観や想像,新しいものの組み合わせなどから解の仮説をイメージする方法.ロジカルシンキングが絞り込む思考法だとすれば,ラテラルシンキングは広げる思考法.
 1.自分が無意識に使ってしまっている常識を疑う.
 2.ものごとに対する新しい見方を積極的に導入する.
 3.一見別々のものを,積極的に組み合わせてみる.

視覚化力
 何かの物ごとや概念を画像化して目でわかりやすくする.
 ・画像のパワーを使う
 ・デザインの力を身につける
 ・画像と文字を組み合わせる.

デザインとはその受け手に,自分に何をアフォードしてくれるものかを指し示すのに用いられる.

文字のよいところは,複数の人がより少ないブレで,共通認識を持てること.
画像と文字の組み合わせにより体験的に伝わる.

 ・フォトリーディングとマインドマップをマスター
 ・イメージ・ストリーミングを効果的に行う
 ・イラスト・図表を常に意識して使うようにする.
 ・睡眠を十分とり,夢を活用する.

イメージストリーミングとは,頭の中にいろいろな画像を思い浮かべながら新しいことを考えていく訓練.映像を言葉で説明する訓練で活性化する.

言葉のレベルではなく,「身に染みて」わかってもらうためにはイラストや図表を用いたコミュニケーションが大切

数字力
 情報を絞りに絞ってもっともシンプルにしたのが数字.
 数字は正確な情報共有のためのもの
 数字を組み合わせる力は創造力につながる

 ・数字の意味を知る.
 ・数字に分解する
 ・統計を読む
 
 数字の一番の役割は感性と理性をつなぐこと.
 数字は具体性を持ち,信頼性を持つがゆえに,逆に我々の直観に語りかけ  る.
 数字は絶対値というより相対値で測るためのコミュニケーションツール.

 測定し管理できる塊まで分解する.
 測定できないものは管理できない.
 (時間管理)

 物事には平均だけでなく分散がある.
 「相関」のあるものには原因がある.
 統計は分からないものを分かるようにするというより,数字を使ってものをかんがえるときに,その背景にあるものを知るためのヒントを与えてくれる.
 
言語力
 言葉は非常に曖昧なもの.
 曖昧であることを認識することなく用いると,ズレが生じる.
 丁寧に話す,わかりやすく話す,気をつけて話す.
 言葉というのは他人の体験を追体験するためにある.
 言葉を伝えるには相手の感情を刺激することが大事.
  
 ・なるべく多くの知識・説明を知る
 ・言葉におとす習慣をつける
 ・比喩を意識する

 言葉に落とす訓練により,言葉の財産が積み重なってくる.
 相手の無意識層の中にある過去の経験値とコミュニケート.


知的体力
 身体と頭の関係を理解する
 健全な精神が健全な発想を生む
 食べ物と知力の関係を理解する
 

 思考は五感全体,身体全体で行われている.
 心底納得して,身体全体でそれは正しいと理解したうえでないと,身体は動 かない.
 
 アルコール,ニコチン,カフェイン,甘いもの
 常用すると,それがないと思考ができないようになる.
 妬む・怒る・愚痴るを追放する

偶然力 
 Serendipity 偶然の中でチャンスを見つける力
 好奇心を発揮し,持続性を持ち,楽観的で柔軟なこと.

 偶然のチャンスを生かす
 与えられた情報の中から繋がりを見つける
 無理に恰好をつけない
 
 
自分でまったく不得意だと思っていた分野,全然関係ない分野にアサインされると,自分が得意分野だと思っていたところとのつながりを見いだし,新しい能力を発揮する.

偶然のチャンスとは十分に準備をした中ではじめて出てきて,そこで偶然に「ああこういうことなのか」と答えが向こうからやってくる.

ひらめきは長期の記憶に対しての短期記憶や外部からの刺激によって起きるもの.

失敗や批判を素直にチャンスとして次回に生かすこと.

 ・よいチャンクを集める
 ・つねに観察し続ける
 ・なるべく魅力的な人々に出会う,

生き方:稲盛和夫

もうこの本を読んだのはしばらく前のことになるが,ゼミの学生のオリエンテーションに引用するにあたり,再度読んだ.人間に一時の成功はあるが,成功を続け,人生の終わりまでの周りの尊敬を集める人は非常に少ない.稲盛さんはこの本を書いた時点ではまさかJALの再生を請け負うことになるとは夢にも思わなかっただろう.「人間は何のために生きるのか-それは魂を磨くためである」力強い言葉である.以下備忘録

人間は何のために生きるのか
 それは心を高めること,魂を磨くこと.

人生すべて無常であるが,たった一つ滅びないもの,それは魂である.

「試練」を「機会」として捉えられる人,そういう人こそ限られた人生をほんとうに自分のものとして生きていける.

「才子,才に倒れる」.恵まれた才能を持っていてもそれを生かす指針を持たないと失敗の道を歩む.その指針とは哲学.

人格=性格+哲学
 生まれながらに持っている性格とその後身につけていく哲学によって人格は成り立っている.

必要な哲学とは「人間として正しいかどうか」

単純な規範
 嘘をついてはいけない
 人に迷惑をかけてはいけない
 正直であれ.
 欲張ってはならない.
 自分のことばかりを考えてはならない.

 これを体現すること.

人生の真理は働くことで体得できる.
 人格を練り,魂を磨くのに特別な手段は要らない.一生懸命働くこと.目前の仕事にわき目も振らずに集中すること.そのこと自体が修行.世の「名人」と言われる人たちはみなそのような道をたどっている.

 人生・仕事の結果=考え方x熱意x能力

  能力は多分に先天的で熱意は後天的なもの.考え方はプラスもあればマイ  ナスもある.

「思念が業をつくる」
 人生は心に描いたとおりになる
 インスピレーションを得るためには燃えるような情熱を傾け,真摯に努力し ていくしかない.

思い描いたものだけが手に入るという法則
 事をなそうと思ったら,まずこうありたい,こうあるべきと思うこと.身を 焦がすように,誰よりも強く,そう願うこと.

強烈に思い続けることが大事
 願望を成就につなげるには,並みに思ったのではだめ.

現実になる姿が「カラー」で見えているか?
 実現へのプロセスを頭の中で真剣に,こうしてああしてと幾度も考え,練り直してみる.やがた最初は夢でしかなかったものが,しだいに現実に近づく.白黒で見えているのは不十分で,カラーで見えるようになる必要がある.

すみずみまでイメージできれば実現できる
 あえて合格ラインを高く設定し,思いと現実がぴったりと重なりあうまで,今一歩突き詰めて考えてみる.

細心の計画と準備なくして成功はありえない
 新しいことに取り組むとき,構想そのものは大胆すぎるぐらいの「楽観」に基づいて築く.ただし構想を具体的に計画に移す時は打って変わって悲観論に根差し,あらゆるリスクを想定し,慎重かつ細心の注意を払って厳密にプランを練る.計画をいざ実行に移す段になったら再び「楽観」に根差して行う.

才氏は往々にして今日をおろそかにする傾向
 なまじ先が見えるので今日一日をじっくり生きることを嫌う.

有意注意
 
原理原則はシンプルがいい

世の風潮に惑わされず,原理原則を死守できるか?
 二つの道があるとき,おのれの利益を離れ,たとえそれが困難に満ちたイバラの道でも「正しい道」を選ぶ.これは長期的に決して損にはならない.

知っているだけではだめ,貫いてこそ意味がある.

現場で汗をかかないと何も身に付かない.
 知識に経験が加わってはじめてできるようになる.

外国との交渉は常識よりリーズナブル

心を磨くために必要な6つの精進
 1.だれにも負けない努力をする
 2.謙虚にして驕らず
 3.反省ある日々を送る
 4.生きていることに感謝する.
 5.善行,利他行に励む.
 6.感性的な悩みをしない

欲望,愚痴,怒りの3毒を慎む

他を利するところにビジネスがある
利他に徹すれば物事を見る視野が広がる

2010年4月7日水曜日

Global Reporting Initiative

Sustainability Assessmentについて調べていたらGRIが出てきた.ISOもそうだが,報告書や単位のの形式を世界共通にしようという動きはグローバル化の一側面である.もうちょっと調べてみることにしよう.

http://www.globalreporting.org/Home